歯の噛み合わせが悪ければ、
腰痛がおこりやすくなります。なぜなら噛み合わせのずれや、左右の噛み合わせの量の違いで、脊椎骨の間がかたよったりねじれたりするからです。
脊椎骨は、頭蓋骨から骨盤につづいているので、
腰痛ともふかい関係があります。歯の噛み合わせが悪いと、脊椎骨へのダメージで、腰椎からの神経も圧迫されてしまいます。さらに、脊柱のなかで脊髄が圧迫されると、坐骨神経痛という
腰痛がおこります。
正常な噛み合わせの場合は、噛む力と体重とが、だいたいおなじくらいになります。噛むさいには首を支えるために、首から肩にかかる筋肉へ3倍もの力がかかります。ここへさらに頭の重さを足した力が、頚椎にかかってきます。頚椎は脊椎の上にあり、首の部分の骨です。
歯の噛み合わせが悪くなっている場合は、正常な噛み合わせの場合より、さらに大きな力を必要とします。もちろん頚椎や脊椎にかかる力も、さらに大きなものになります。腰骨へも悪影響がありますから、
腰痛をおこしやすくなるわけです。
歯の噛み合わせが悪ければ、
腰痛がおこしやすいというのは、こういった理由があります。
また、あごの左右をつりさげている筋肉の長さは、体全体の骨格筋の長さにかかわっています。つまり歯の噛み合わせが悪いひとは、それだけ全身の筋肉を強く使わなければなりません。ますます
腰痛がおこしやすい状況がつくられるのです。