脊椎カリエス

腰痛を症状とするものに、脊椎カリエスという病気があります。結核菌が、肺から血液によって脊椎にとどくため、病気が発生します。病巣は、椎体にダメージを与えるだけでなく、椎間板を壊してしまいます。このため、腰痛となってしまいます。

脊椎カリエスは、国が結核対策をしたことによってかなり減少しました。1977年以降では、ほとんど結核は起きなくなっていましたが、1997年ごろから再び結核になるひとが増え始めています。腰痛になってから脊椎カリエスと診断されることは珍しいことですが、全くないとは言えません。

脊椎カリエスは、肺にある結核の病巣がもとになっていますが、血液を仲介とする二次性感染がでてしまうことがあります。たとえ肺結核がすっかり治っていても、体のどこかに結核菌があれば、症状が再発してしまうのです。また、BCG接種を介しての感染、家族を介しての感染、といったこともあります。

脊椎カリエスは、どちらかといえば高齢者に発症することが多いようです。免疫力が落ちていると感染しやすくなります。

脊椎カリエスは、腰痛や背中の痛みがよく出ます。痛みはかなり激しくなり、夜間になるとさらに痛みが増していきます。治療は数年に及ぶこともあり、腰痛をともなう病気としてはかなりやっかいです。

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